矯正歯科について
矯正治療を検討される方の大半は、見た目がキレイになることを望まれています。
当院では見た目の改善はもちろん、噛み合わせを重視した矯正治療を行なっております。
歯並びが悪いとどのような
影響があるか
- ・虫歯や歯肉炎、歯周病になりやすい
- ・顔面の歪みやたるみ、姿勢が悪くなる
- ・いびき、睡眠時無呼吸症候群の原因
- ・滑舌が悪くなる
- ・咀嚼能率の低下
歯並びが悪いと見た目だけでなくさまざまな悪影響が起こります。
他にも、歯並びが悪いと歯磨きがしにくかったり、虫歯や歯周病になりやすい傾向があります。
歯周病は糖尿病や心臓病と密接な関係があります。
矯正治療の時期
1準備矯正、予防矯正
乳歯列の時の矯正
21期矯正
乳歯から永久歯への生え変わり時期に
行う矯正
32期矯正
永久歯だけの矯正
準備矯正(予防矯正)とは

歯並びが悪くなりそうな癖や虫歯を早期発見し、早期に対策します。
口腔習癖の除去
指しゃぶり、爪噛み、口呼吸、ポカン口、頬伺え、舌突出癖、異常嚥下、低位舌、うつ伏せ寝など、歯並びを悪くする癖は多々あります。そのような口腔習癖を早期に発見して対策することにより、歯並びの悪化を防ぎます。
MFT(筋機能療法)
MFTとは、舌や唇や口腔周囲筋のトレーニングです。
食事指導
離乳食幼児食は乳児型嚥下(おっぱいやミルクを飲む赤ちゃんの飲み込み方)から成人型嚥下(正しい舌や口腔周囲筋の動きを伴った成熟した嚥下の形態)へ移行するためにとても大事な訓練の期間です。乳児型嚥下が残ったまま成長すると、さまざまな歯並びの不調を引き起こします。お口の発達状況や月齢を考慮して、適切な硬さや大きさの離乳食幼児食を食べることが大切です。当院の小児歯科医は離乳食幼児食コーディネーターと口育士の資格を有しておりますので、適切なアドバイスをさせていただきます。
プレオルソ
プレオルソとは、子どもの歯列矯正に使用される「筋機能トレーナー」の一種で、成長期の口腔機能を改善しながら歯並びや噛み合わせを整えるためのマウスピース型装置です。プレオルソは、日本で開発された矯正装置で、特に3~10歳程度の子どもに適しています。
1期矯正(小児矯正)とは

小児矯正(子供の矯正)は、成長期に行う矯正治療です。
当院では・プレオルソ・床矯正(拡大床)・インビザラインなど、患者様の状態や希望に合わせてさまざまな治療方法を行うことができます。
1期矯正の(小児矯正)の
メリットとデメリット
メリット
成長を活かせる
- • 子どもの顎や顔の骨が成長途中であるため、骨の成長を利用して理想的な噛み合わせや
歯並びを促すことができます。 - • 成人矯正では難しい顎の拡大や位置の修正が可能です。
将来の矯正負担軽減
- • 問題を早期に改善することで、将来的に抜歯を避けたり、治療期間を短縮したりする可能性があります。
- • 噛み合わせの問題を放置すると顎関節症などにつながるリスクが低減します。
口腔機能の改善
- • 正しい歯並びを作ることで、発音や咀嚼、呼吸などの機能を改善できます。
- • 舌癖や指しゃぶり、口呼吸などの悪習癖の改善にも役立ちます。
心理的な効果
- • 歯並びが整うことで、自信を持ちやすくなり、見た目のコンプレックスを減らせます。
後戻りのリスクが少ない
デメリット
長期間の治療
- • 成長に合わせて治療を進めるため、数年にわたる治療が必要になる場合があります。
- • 第一段階(小児矯正)と第二段階(成人矯正)に分かれる場合もあるため、トータルで時間がかかることがあります。
子どもの協力が必要
- • 矯正装置の装着や取り外し、食事や歯磨きの習慣を守る必要があり、子ども自身の協力が治療の成功に影響します。
一部の問題が解決できない場合も
- • 成長の段階では治せる範囲が限られていることがあり、成人矯正が必要になるケースもあります。
生活習慣への影響
- • 矯正器具が原因で一時的に話しにくくなったり、痛みや不快感を感じたりする場合があります。
2期矯正(成人矯正)とは

永久歯が生え揃った後に行う本格的な矯正治療です。個人差はありますが、12歳以上から適応になることが多いです。歯並びや噛み合わせを整えることを目的としています。
2期矯正の目的
歯並びの改善
• 永久歯が正しい位置に並ぶように、精密に調整します。
噛み合わせの改善
• 噛み合わせの問題(過蓋伵合、開伵、交伹伵合など)を解消し、機能的で美しい噛み合わせを作ります。
顎関節の健康維持
• 正しい噛み合わせを作ることで、顎関節への負担を減らし、将来的な顎関節症のリスクを低減します。
見た目の改善
• 美しい口元や笑顔を作ることで、心理的な自信や社会的な影響を向上させます。
2期矯正で使用される装置
1ワイヤー矯正(固定式矯正装置)
ブラケットやアーチワイヤーを使って歯を精密に
動かします。
2マウスピース矯正
(インビザラインなど)
透明な取り外し可能な装置で、目立ちにくい治療が
可能です。
3補助的な装置
ゴム(エラスティック)や顎間ゴム、リテーナーなどを
使用して微調整を行います。
1期矯正と2期矯正の違い

項目 | 1期矯正 | 2期矯正 |
---|---|---|
対象時期 | 乳歯から永久歯への生え変わり期(6~12歳頃) | 久歯が生え揃った後(12~成人) |
目的 | 顎の成長誘導や不正 咬合の予防 |
歯並びや噛み合わせを本格的に調整 |
治療内容 | 顎の拡大装置や筋機 能療法などを使用 |
ワイヤー矯正やマウスピース矯正を使用 |
治療期間 | 1~2年程度 | 2~3年程度 |